『日本の3つの課題』
1月15日(金)日本記者クラブにて新春講演会を開催しました。
お迎えしたのは米国シュラキーズ大学准教授マルガリータ・エステベス・アベ氏です。
アベ博士は日本が直面している3つの課題、即ち
(1)高齢化、少子化、男女差別、外国人嫌いといった社会的文化的硬直性
(2)内需低迷、グローバルな競争力の右側などの経済的課題
(3)官僚依存、リーダーシップ不足などで政治が上記の問題に対応できないでいる
です。日米で教育を受けられ、日米欧の比較政治経済研究で高い評価を得ておられるアベ博士ならではの歯に絹を着せぬコメントは世界から取り残される日本の現状を痛感させられる刺激的なお話でした。
お湯の中で気持ちよく温まっているうちに茹で上げられてしまう蛙(slow-cooked frog)に日本はなりかねないという警鐘は印象的でした。