10月12日(水)日本教育大学院大学にて月例プログラムのRoudoku Clubを開催しました。
今回は太宰治『桜桃』の後編です。
先月もお話したように、この作品は太宰の死の直前に書かれたもので、太宰自身の心の内が描かれており、かなり奥深い作品です。
前回ご参加の皆様はその後に日本語で作品を読まれたり、このロジャーパルバースさんの英訳について調べてくださったりご熱心に取り組んでくださいました。また当日も皆で読みあったあとに、リーダー役のSusanさんと、この小説でキーワードとなっている”The vale of tears” (「涙の谷」)について、また「子供よりも親が大事」(英訳では’Parents are more precious than children’)について、どう解釈するのか、英語でのニュアンスはどうかなど、とても活発な意見交換がなされました。
英語での朗読のみならず、英語表現についてや文学の味わいを英語で話し会い、充実したセッションとなりました!
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