大使講演会:バーレーン大使

いよいよ師走に突入しました。と同時に一気に‘冬’を実感する気温です。

11月30日(水)国際文化会館にて大使講演会シリーズ第19弾としてハリール・ハッサン バーレーン王国大使をお迎えし『バーレーン、中東、世界の課題』というタイトルでご講演いただきました。

バーレーンというと、最近はサッカー関係でその名を記憶されている方も多いかもしれません。
バーレーン王国はアラビア湾沿岸のほぼ中央、アラビア半島沿いに位置する約40の島々からなる国です。バーレーンはアラビア語で「2つの海」を意味し、古代文明の交易拠点であり悠久の歴史を有します。1932年、アラビア湾岸諸国で初めて石油の生産を開始し(1934年には日本にも初荷されたそうです)、以後急速に近代化が進み、1971年に独立しました。また今では湾岸諸国の金融センターとしての役割も担っています。女性の社会進出も進んでおり、政府関係の要職や各国へ派遣される女性大使も多いそうですが、それは同国の充実した教育制度にも基づいているようです。ハッサン大使は約80枚ほどのPPTスライドを駆使されてバーレーン国の紹介から、中東情勢、イスラム社会事情、そして紛争への対処、今後の国際社会に臨むべき姿勢についての大使のお考えなどをソフトな口調で忌憚なくお話くださり、その後のQ&Aも活発でしたが丁寧にご回答いただき充実した内容でした。

ハッサン大使は医学博士であり、バーレーン医師会会長や保険大臣を歴任の後、初代駐日特命全権大使として着任されて6年が経過されたそうですが、日本をとても愛され、友好な二国間関係を築くことを真摯にお考えくださっているお人柄がお話を拝聴していても伝わってきてきました。

f:id:esuj:20111130194818j:image:h160f:id:esuj:20111130194936j:image:h160
f:id:esuj:20111130201248j:image:h160f:id:esuj:20111130201450j:image:h160

戻る

カテゴリー: Activity   パーマリンク