相変わらず寒い毎日、昨夜(2月16日)も銀座ではほんの少し小雪が舞っていました。
Why銀座?昨夜は‘銀座のお茶室のある空間’にESUJ会員9名が集まり、会員向新企画「ESUJ Talk Salon」を開催しました。
日本の文化を切り口として、ゲストをお迎えして他所ではないちょっとスペシャルなお話をうかがい、出席者の皆様からのトークも歓迎しながら、ESUJらしい視点(日本の内側からの視点でなく)も大切にした『一期一会』のサロンを楽しもうという企画です!(長々と欲張りな説明になりましたが… )
第1回目は「お茶の文化を巡って」というテーマで、ゲストにはベテラン茶道具商でいらっしゃる宮下 進氏をお迎えしました。まずは蓬の香りとお味芳しい金沢のお菓子と芳醇なお抹茶でおもてなしをいただきすっかり気分も上々。戦国時代から近現代に至るまで日本におけるお茶文化発展の軌跡や、茶人はもとより商人、職人などお茶の普及に寄与した人たち、パトロンとなった大名たち、世界との接点など、長年骨董の目利きをしてこられた宮下さんのお話は深みと味わいがあり、まさに畳2畳の狭いお茶室から無限の広がりをみせるお茶の世界の如し。参加者の皆様からも色々な言葉が寄せられ、一座建立・一期一会の精神に触れた思いでした。
様々なお道具や茶器など先達から伝来の品々が宮下さんの目の前に現れるまでには物語があり、またそれを手にした時には「これで自分も歴史を荷うのだな」という思いも沸いてくるとのお言葉が印象的でした。
お忙しい中、初企画に多大なるご尽力をいただきました宮下ご夫妻、どうもありがとうございました。
明日18日(土)にも同様のプログラムを開催します。