3月21日(水)marunouchi cafe SEEKにて定例プログラムEnglish Clubを開催しました。
今回のテーマは『シンガポール:グローバル・アジアのハブとして進化し続ける国』。
シンガポール経済開発庁(EDB)日本地区代表 CHUA YIAK HWA CLARENCE(チュア・イァクファ・クラレンス)氏をゲストスピーカーにお迎えし、近年ますます進化し続けるシンガポール事情についてお話いただきました。
ビジネスや研究分野の拠点として人気の高いシンガポール。かつてはその位置づけは’Regional HQ(地域拠点)”でしたが、アジア市場の発展により今や国際企業のグローバルビジネスの拠点として、また世界進出を目指すアジア企業の本社拠点として、あらゆる分野を取り込みグローバル・アジアのハブとしての機能を高めてきました。ビジネス・イノベーション・そして人材の‘アジアのホーム’をスローガンに、シンガポールがいかに環境を整え、研究開発や人材育成の拠点となることも含めて多角的かつ包括的、そして戦略的な政策をとってきたか、具体的な数字や事例を数多くご紹介くださりながらのチュア氏のスマートなプレゼンテーションは、シンガポールのこれまでの軌跡への自信と将来の更なる可能性への明確なビジョンを実感させる内容でした。シンガポール人でありながら、むしろ‘global citizen’としての意識の高さも感じられ、先の見えない日本・・・との差を歴然と感じたようでまた刺激も受けました。ご出席の皆さんとの英語でのQ&Aも大変盛んでした。
・・・と、この日のEnglish Clubはビジネスに特化し、その最前線事情を体感する内容となりましたが、終了後にお話をすると、日本の大学を卒業されたチュアさんは日本の伝統文化を愛され、大切に思われている一面などもおみせくださり、まさに若手EDB日本代表として大活躍、日本とシンガポールを奔走されるとってもチャーミングな方でした!