6月20日(水)国際文化会館において総会と講演会を開催いたしました。季節外れの大型台風4号に気を揉みましたが、東京は前夜がピークとなり日頃の皆様の行いの善さに救われました。
総会では2011年度の事業報告、収支決算・監査報告が行われ満場一致で承認されました。また2012年度の事業計画及び予算についても説明がなされ了承されました。会員の皆様からも、活動の広報、また会員間の懇親の機会、若手層を含む世代を超えた交流の機会などの点について活発に、貴重なご意見を多々いただきました。今後に生かしていきたいと思います。ご協力に感謝申し上げます。
その後の講演会では、前国連広報担当事務次長 赤阪清隆氏をお迎えして『グローバル・コミュニケーションと多国間外交』というテーマでお話いただきました。
折りしも、この日6月20日から国連史上最大の会議である「『リオ+20』国連持続可能な開発会議」がブラジルで開催されました。TPP、気候変動、軍縮はじめ、近年多国間協議・交渉は増加の一途をたどっています。二国間交渉と異なり、多国間だからこその難しさについて、多国間外交において、リーダー、勝者となるうる要素とは、さまざまな具体例を挙げてご説明くださいました。また、この20年間の目覚しいコミュニケーション手法の発展、インターネットの果たす役割は多大であり、さらにはSNS(ソーシャルネットワーク)の重要性、Facebook、Twitterが世界の人々にいかに影響力を持つか、今や多国間外交において、内容もさることながら、それと同等程度にコミュニケーション戦略を考えることも極めて重要であるとのお話はとてもわかりやすく、インパクトがありました。
Vividなパワーポイントもご準備くださり、この3月まで国連広報担当事務次長としてフロントラインに立ってこられた赤阪氏ならではの数々の実体験に基づく臨場感あふれるお話にQ&Aも活発で、皆様の関心も高く大変有意義なお話でした。