2月16日(土)会員向プログラムTalk Salonを1年ぶりに開催しました。このコンセプトは日本の文化を切り口として、ゲストをお迎えして他所ではないちょっとスペシャルなお話をうかがい、出席者からも幅広い視点での意見や経験談などをシェアしながら『一期一会』のサロンを楽しもうという企画です。
今回は東京のおもてなし文化を担ってこられた新橋花柳界の小喜美さんをお迎えして、東京の花柳界の歴史、新橋花柳界の気質、芸者になるまでの道、小喜美さんが日頃心がけておられること、毎年5月に開催される「東をどり」について、など色々なお話をうかがいました。そして皆様からも質問多数、外国からの関心について、ご自身のお座敷談義などなど、あっという間の1時間半でした。何より魅了されたのは、やはり小喜美さんの柔らかく丁寧なものごしや手の先まで美しい所作、そして、気さくであって粋、様々なご経験や芸事に精進を重ねられてこられた芯の通ったお姿ではなかったかと思います。
またこの日は会場のご亭主 宮下さんが春のしつらえで、そして美味しいお抹茶と季節先取りのお菓子でおもてなしくださり、日本の‘心遣い’の素晴らしさを随所に感じたひと時でした。