英国訪問記

ようやく春めいてきました。

さて、ご存知の通り、ESUJでは毎秋大学対抗英語ディベート大会を主催しています。優勝者には賞品として「ディベート経験の旅」ということで、英国訪問の機会をご提供しています。2011年度の大会優勝チーム、一橋大学の鶴巻 禎さんと富樫直弘さんが昨年11月に訪英し、この度そのレポートをいただきましたのでここでご紹介いたします。

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英国訪問記

一橋大学法学部3年 鶴巻 禎

平成24年10月31日から11月7日にかけて、大会の副賞として富樫君とイギリス旅行に行かせて頂きました。ディベート体験プログラムを中心にイギリスならではの経験をいくつもすることができ、とても実りのある8日間となりました。そのご報告を致します。

まず11月2日ESUのオフィスであるDartmouth Houseを訪問しました。100年近くの歴史を持ち50以上の国々にあるESUの本部だけあり、外観の荘厳さ、内部の装飾の豪華さに圧倒されました。元の建物は250年前に建てられたそうで、歴史を感じるその雰囲気や装飾から、結婚式場やイベント会場としても人気が高いようです。また建物の内部の案内をして頂きながら、ESUの活動について様々な話をお聞きし、世界中でいかに多くの人がESUに関わっているかを実感しました。

次に11月4日にDurham IVの決勝ラウンドを観戦しました。さすがパーラメンタリーディベート発祥の地であるイギリスで行われる大会だけあり、各ラウンドのレベルはとても高く、非常に勉強になりました。またNovice FinalではCambridgeやOxfordの下級生のラウンドを観戦しましたが、予想していたこととはいえ、そのポテンシャルの高さをまざまざと見せつけられたことが強く印象に残っています。またディベートの大会が世界遺産であるダラム城とダラム大聖堂に隣接する歴史のある建物で行われるというのはとても羨ましいものでした。ダラム城は世界遺産であるにもかかわらず、ダラム大学の学生寮であるそうです。世界遺産に住んで大学に通うというのは、自分も一度体験してみたいものです。ダラム大聖堂は映画『ハリーポッター』のロケ地として使われたそうで、まさに魔法学校というような雰囲気を醸し出しており、そこに響き渡る美しい聖歌は心に沁みました。

また、この滞在中に何度かミュージカルを観に行きました。ブロードウェイと並び、世界で最もレベルが高いと評されるウエストエンドでのミュージカルはやはり素晴らしかったです。ただ劇中の会話があまり聞き取れないというのが、今回の旅を象徴するようで、非常に悔しい思い出として残りました。個人的な話になりますが、今回のイギリス旅行は自分にとって初めての英語圏への旅行でした。今までディベートで英語を一応は聞き、喋ってきたものの、このイギリス滞在中には基本的な英語力の欠如を何度も痛感しました。今後の大学生活を過ごす上でこれ以上ない貴重な経験になったと確信しています。

最後になりましたが、ESU本部を案内して下さったESU本部の皆様、航空券の手配を始め様々な配慮をして下さったESUJの皆様、このような素晴らしい機会を与えて頂き、誠に有難うございました。

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