7月24日(水)marunouchi cafe SEEKにてEnglish Clubを開催しました。今回のスピーカーは比較文学研究者で特に村上春樹を研究されている邵丹さん(Ms. Danae Shaw )をお迎えしました。中国揚州市に生まれ、その後上海に移住。現在は東大大学院人文社会系研究科に在籍され、この間ハーバード大学大学院世界文学研究室の研修にも参加されて発表されるなどの才媛です。村上春樹は日本のみならず、中国をはじめ世界各国で人気が高く、今や日本を代表する現代作家です。今回はその村上春樹の魅力や謎を「都市」「愛」「暴力」の3つの視点から、そして彼が翻訳したアメリカ人作家レイモンド・カーヴァーをはじめ彼が影響を受けた作家の文学との比較という大変ユニークな切り口で村上文学を分析・解説くださいました。
聡明ながら気さくな邵丹さんは、後半の皆様からのQ&Aでもさらに村上ワールドの魅力を深めてくださり、村上ファンにも、そうでない人にも刺激的なお話でした。