Roudoku Club Vol.25

GWも終わり、また慌しい日常生活にお戻りのことと思います。
それにしても最近の天気の急変には驚かされます。

5月9日(水)月例プログラムRoudoku Clubを開催しました。このGW中に会場ご提供いただいている日本教育大学院大学さんが麹町から淡路町(神田須田町)へ移転されました。大使館などが並ぶ番町・麹町から今度は江戸っ子の街、老舗の名店や古書店街などにも近いこのエリアは、時間があればまた散策の魅力尽きないところです!

さて、今回は4月に引き続き宮沢賢治の『よだかの星』後編を勉強しました。無理難題をつきつけられて、絶望感と自らの存在の罪悪感から夜の星々に行き場を求め、ついに夜空に輝く星となる・・・というエンディングにむけては会話のシーンなども多く表現のしどころです。皆さん声色などを工夫しながらそれぞれのよだかをイメージされていました。

次回は6月13日(水)に開催します。教材は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』(The Spider’s Thread)を取り上げる予定です。1回完結するため、いつもより少し早目の12時開始(12:00-13:15)にいたします。
ぜひご参加ください。
会場:日本教育大学院大学の場所はこちら

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Roudoku Club in the Evening

4月19日(木)いつもランチタイムに会員プログラムとして開催しているRoudoku Clubですが、初めて夜に開催しました。お勤めの方には日頃なかなかご参加いただけないため、ご紹介を兼ねての一夜企画です。ある企業で社内で自主的にEnglish Education Clubを作っておられるメンバーの方々などにご参加いただきました。
教材は太宰治の『葉桜と魔笛』です。
ちょうど季節もぴったりでいいかと思ったのですが、改めて読んでみると結構英語も難しい単語などが多く、初参加の皆様にはややChallengingな内容でした。
人前で英語で朗読するのは気恥ずかしいものですが、これも実際に英語を声に出して伝える訓練でもあり、皆さんとても積極的に取り組まれ、ガイド役のSusanさんが一人づつへ熱心にアドバイス(feedback)くださいました。

この『葉桜と魔笛』は太宰作品としては病床の妹とその妹を思う姉の、切なくも慈愛あふれる女心が描かれた秀逸な作品だと思います。太宰作品としては珍しいトーンなのでは?といった声もありました。機会があればぜひ日本語でもお読みください!

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『人を笑顔にするスピーチ』~丸の内英語塾

4月17日(火)marunouchi cafe SEEK にて丸の内英語塾が開催されました。このプログラムには毎回ESUJが講師ご紹介という形で協力しています(原則 年4回 8・12月を除く偶数月第3火曜日に開催)。

今回は『人を笑顔にする英語スピーチ』というテーマでのワークショップを英語スピーチトレーナーの草刈正子さんにお願いしました。

Non-Japaneseはよく会話にウィットやユーモアを交えたり、表情豊かに身振り手振りも交えてスピーチをすると感じませんか?英語を使う時には単に言葉の問題だけでなく、こうしたbehaviorやセンスも身につけると、コミュニケーションもよりスムーズになり、場に馴染み信頼関係も生まれます。しかし、、、真面目な日本人にはなかなかこれが難しく、ユーモアもそんなにすぐに思いつきません。

そこで、草刈先生曰く、人を笑わせようとするのではなく、まず頭を柔らかくして表情豊かに話すところから始めましょう!ということで、表情・ジェスチャー、・声を使って、人を笑顔にする話し方の練習やTipsを教えていただきました。早速軽く体を動かして、顔の筋肉をほぐしたり、口角を上にあげてスマイル、これらはアンチエイジング効果もあるようです…! お腹から声を出すヴォイストレーニングや姿勢を意識することでも、声の通りは随分変わります。さらに、アイコンタクトや「手」の活用でも好感度が増します。人の印象の65%はnon-verval communicationによるもので、言葉は35%というデータもあるそうです。

例えば自己紹介。”My name is XXXX I am working at YYYYYYY…My hobby is reading books, sleeping…”などとボソボソ話がちですが、そもそも自己紹介は人に覚えてもらい、知ってもらうためにするもの。印象に残らなければあまり意味がありません。そこで例えば苗字や名前に絡めた説明を加えたり、趣味の話で印象付けたり、アイコンタクトや表情やジェスチャーを交えると、聞き手も自然と自分への関心や興味をもちます。
実際、ワークショップでも皆さんbefore after効果抜群、印象の残り方が全然違いました。グループ練習で何度か人前で話し、講評しあううちに表情などにも格段の変化がありました。聞き手側もうなずいたりアイコンタクトに応えたり、「反応」を示すことも大切ですね。

最初のうちは英語を話す時には「恥ずかしい」という気持を捨てて、ちょっと別人になってみるぐらいの気持があってもいいのかもしれませんね。草刈先生とアシストくださった小林先生の素敵な笑顔と表情豊かなお話しぶりに皆さんの関心も途切れることなく、まさに『人を笑顔にする』ワークショップでした。

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ついワークショップに集中してしまい草刈先生のアップ写真を撮ろうと思っていたのに忘れてしまいました…

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Roudoku Club Vol.24

少々ご無沙汰している間に季節はすっかり移り進み、ESUJも2012年度を迎えました。
皆さん、お花見は楽しまれましたか。

4月11日(水)月例プログラムRoudoku Clubを開催しました。
4月&5月で読み進めていくのは宮澤賢治の『よだかの星』(英訳は”Nighthawk’s Star”)、
醜い鳥よだかが永遠に輝く星になるまでの、ちょっとせつないお話です。
宮沢賢治の作品は過去にも『注文の多い料理店』や『オツベルと象』などを読んできましたが、
どれも会話シーンなどが豊富で、楽しく&わかりやすく、英語でも入っていきやすいと感じます。
今回はStuart Atkinさんによる翻訳で勉強していますが、Atkinさんは宮沢賢治の作品や源氏物語など
色々と翻訳出版されています。ご興味がおありの方はぜひお読みになってみてください。(→こちら

このRoudoku Clubは日本教育大学院大学様のご厚意で会場をご提供いただいておりますが、同校は来月には神田須田町(淡路町・新御茶ノ水)へ移転されます。約1年半通った四ッ谷・麹町エリアとも今回でお別れ・・・それを惜しむかのように、帰りの四ッ谷駅周辺は土手からの桜吹雪が一面に舞っていました。
因みに、この後参加者の有志の方々は四ッ谷~皇居方面までお花見されたそうで、こちらは『雨ニモマケズ』?!…かと思いきやちょうどタイミングよくそれほどの雨にもあわず楽しまれたそうです。きっと熱心に勉強された後のご褒美ですね!

今月は日頃のdaytimeにご参加いただけない方々のために、夜にもRoudoku Clubを開催します。
4月19日(木)19:00-20:30 @ESUJ office (赤坂見附)
教材は太宰治の『葉桜と魔笛』です。
Roudoku ClubはESUJ会員のためのプログラムとさせていただいておりますが、
もしまだ会員でない方でご関心がある方があれば、若干名『体験参加』で受付けますので
事務局へお問い合わせください。 (esujofficeアットマークesuj.gr.jp )

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今回はいつもと少々違う教室でcozyな雰囲気でした!

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English Club in March at 丸の内

3月21日(水)marunouchi cafe SEEKにて定例プログラムEnglish Clubを開催しました。
今回のテーマは『シンガポール:グローバル・アジアのハブとして進化し続ける国』。
シンガポール経済開発庁(EDB)日本地区代表 CHUA YIAK HWA CLARENCE(チュア・イァクファ・クラレンス)氏をゲストスピーカーにお迎えし、近年ますます進化し続けるシンガポール事情についてお話いただきました。

ビジネスや研究分野の拠点として人気の高いシンガポール。かつてはその位置づけは’Regional HQ(地域拠点)”でしたが、アジア市場の発展により今や国際企業のグローバルビジネスの拠点として、また世界進出を目指すアジア企業の本社拠点として、あらゆる分野を取り込みグローバル・アジアのハブとしての機能を高めてきました。ビジネス・イノベーション・そして人材の‘アジアのホーム’をスローガンに、シンガポールがいかに環境を整え、研究開発や人材育成の拠点となることも含めて多角的かつ包括的、そして戦略的な政策をとってきたか、具体的な数字や事例を数多くご紹介くださりながらのチュア氏のスマートなプレゼンテーションは、シンガポールのこれまでの軌跡への自信と将来の更なる可能性への明確なビジョンを実感させる内容でした。シンガポール人でありながら、むしろ‘global citizen’としての意識の高さも感じられ、先の見えない日本・・・との差を歴然と感じたようでまた刺激も受けました。ご出席の皆さんとの英語でのQ&Aも大変盛んでした。

・・・と、この日のEnglish Clubはビジネスに特化し、その最前線事情を体感する内容となりましたが、終了後にお話をすると、日本の大学を卒業されたチュアさんは日本の伝統文化を愛され、大切に思われている一面などもおみせくださり、まさに若手EDB日本代表として大活躍、日本とシンガポールを奔走されるとってもチャーミングな方でした!

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第1回高校生パーラメンタリーディベート大会

3月18日(日)埼玉県立伊奈学園総合高校にて第1回高校生パーラメンタリーディベート大会が開催されました。

今、高校でも英語の授業やクラブ活動でディベートが盛んになっています。
ESUJが普及に力をいれているパーラメンタリースタイルはより即興的な要素が含まれることもあり、日本の高校生にはやや”チャレンジング”な感もありましたが、徐々に取り組む先生・学校も増えてきました。その流れの中で、このたび日本高校生パーラメンタリーディベート連盟(HPDU)が主催して高校生のためのパーラメンタリースタイルとしては初の大会が開催される運びとなりました。実は昨年3月に開催が計画されていましたが、震災の影響で中止となり、今年が待望の第1回大会となりました。ESUJも後援し、沼田会長は早朝の開会式で高校生にエールを贈られて、その後も夕方の閉会式まで終日熱心にディベートを観覧されました。岡田真樹子常務理事はHPDU顧問として大会開催まで高校の先生方と一緒に準備に尽力されました。またHPDU事務局長 梁川寿美子先生をはじめ大会事務局やジャッジには日頃ESUJのディベート活動にご参加いただいたり、ご協力いただいている方々も多数いらっしゃいました。

出場校は16校44チーム!2試合行って即決勝戦ですので勝ち進むのは至難の業、2勝必須+高得点が求められます。その一方では、論題が発表されると先生による解説が行われたり、初心者向講座が同時開講されるなど、見学者も十分勉強する機会が提供されていて大変充実したプログラムでした。

見事優勝したのは京都紫野高校!市立浦和高校との対戦は5対4の大接戦でしたが、わざわざ京都から遠征したかいがありました。
因みに、決勝戦の論題は”This House Would ban fortune-Telling businesses.”(占い業を禁止する)という、大変タイムリー(?!)な、面白い論題でした。
熱心な高校生と先生方で大教室は満員御礼。真っ直ぐで明るく優秀な高校生たちの姿はとてもすがすがしく,大人も元気をもらいました!

大会の様子(写真)を含む大会結果はこちら(HPDUの大会結果サイト)をご覧ください。

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Roudoku Club おさらい会

ようやく明るい春の陽射しとなってきましたが、つい薄手のコートを着ていこうと思うとまだ意外と寒いですね。

3月14日(水)会員向定例プログラムRoudoku Clubを日本教育大学院大学にて開催しました。
今回はおさらい会です。昨年9月から扱った作品、”Cherries”(『桜桃』)”Run Melos”(『走れメロス』いずれも太宰治)または独自に選ばれた題材を1人2分半以内というルールで英語朗読の発表していただきました。12人中10人が発表に挑戦! その後で本日の”Best Story Teller”を決めるべく投票を行いましたが、結果は3人がBESTに選ばれる・・と、つまり僅差で、全員の皆さんが敢闘賞ということだったかと思います。

その後は、最近日本語の朗読の勉強会に参加されてきた猪股一穂さんが、その体験談と英語朗読にもつながるポイントをご紹介くださり皆でシェアしました。

次回は4月11日(水)12:15-13:15 会場は同じく日本教育大学院大学です。
4・5月は宮沢賢治の『よだかの星』を取り上げます。

英語で朗読するにあたっても、まず全体を把握したり、情景を理解することは
大いに役立ちます。まずは日本語をまだ読まれたことがない方はぜひこの機会に
お読みになってみてください。
そして、毎度手前味噌ですが・・・英語を声に出して人に聞かせることも本当にお勧めです!

今回のBest Story Tellers
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新堂睦子さん                  羽生則子さん
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猪股一穂さん

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ワークショップ:「仕事に役立つ『英語でのスピーチ・ディベート入門』」開催

3月10日(土)国立オリンピック記念青少年総合センター(通称:オリセン)にて主にビジネスパーソンを対象とした「仕事に役立つ『英語でのスピーチ・ディベート入門』」ワークショップを開催しました。

社会人向のディベート関連のワークショップはこれまでにも社会人ディベートクラブなどで開催していますが、今回のプログラムは”ESUJグローバルコミュニケーター育成プログラム”として、特にビジネスパーソンや企業向に、ビジネスでの実践的な英語によるコミュニケーション能力を高めるためにESUJならではのノウハウをご提供していくというプロジェクトの第1弾です。前日に引き続きまた寒い雨の一日でしたが、17名の皆様が参加されました。

講師はESUJ常務理事であり長年にわたりパーラメンタリーディベートの普及に尽力され、これまでにもワークショップやセミナー講師の実績をお持ちの岡田真樹子氏。最初は一同やや緊張の雰囲気でしたが、早々に皆さん頭も口も動かしながら&楽しみながら参加していただくプログラムに入っていくうちにエンジンもかかってこられたようです。その後はスピーチやディベートの基本ポイントなどの講義、そして英語力のみならず多角的な能力を養うパーラメンタリーディベートを実際に体験して、皆さんグローバルコミュニケーション能力を実践的に鍛える方法を体感されました。”意外とゲーム感覚ではまりそう””いかに人を説得させられるか、勝負がつくとわかりやすくやる気になる”・・・などと感想を述べられた方も。ご熱心な参加者の皆様のおかげで密度濃く充実したワークショップとなりました。

ESUJでは今後も特に企業向に、このようなプログラムをご紹介していく予定です。
ご興味をお持ちいただく方があれば、どうぞお気軽に事務局(esujofficeアットマークesuj.gr.jp)へお問い合わせください。

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根津美術館訪問

三寒四温・・・本格的な春到来間近ながら今日はあいにくの寒い雨の一日でした。
お足元悪い中、根津美術館に30名の皆様がお集まりくださり、現在開催中の「虎屋のお雛様」展を鑑賞しました。
最初には西田宏子副館長が今回の展示について英語でご説明くださいました。
和菓子の「虎屋」のお雛様と雛道具は明治30年に生まれた愛娘のために調えたものだそうですが、その数々のお道具の「極小」ぶりと精巧さには目を奪われるばかりで、本物素材のミニチュアならではの逸品の数々を楽しみました。和菓子屋ならではのお道具もありました。西田さん曰く、展示の紹介の日本語と英語は必ずしも同じではないが、それは直訳すればいいというものではなく、日本人、外国人それぞれに限られたスペース内で最適な説明をするという工夫にも配慮されている、とのお話も印象的でした。
建築家隈研吾氏による和風モダンな大屋根造りのガラスの向こうには美しい庭園が広がり、随所の梅も満開でした。

根津美術館

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英語でのスピーチプレゼンテーション術~丸の内英語塾

2月21日(火)marunouchi cafe SEEK にて丸の内英語塾が開催されました。このプログラムは偶数月にmarunouchi cafe SEEKが主催しているもので、毎回ESUJが講師をご紹介してご協力しています。
今回は「英語でのスピーチプレゼンテーション術第2弾」ということで井上敏之さんにお願いしました。井上先生はスピーチ&ディベートトレーナーとして大活躍されており、ESUJ並びにこのmarunouchi cafeでもすっかりお馴染みの‘人気講師’です。今回も30席満席となりました。
なぜ人気かというと、もちろん先生のお人柄もありますが、このセミナーではわかりやすい基礎レクチャーに続いていつの間にかテンポよい井上マジックに巻き込まれてしまい、気づけば皆夢中で(必死で?)英語(で表現しきれないと思う人は日本語)でパートナー相手またはオーディエンス前に話してる・・・という状況に自然と陥るからだと思います。
決められた短い時間にいかに自分のポイントを相手に伝えるか、、、ちょっと訓練しただけで、後半の「パネルディスカッション」では皆さん堂々とご立派な発言ばかりで感心しました。
訓練なくして成果なし。努力は不可能を可能にする…身をもって体験されてきた井上先生だからこそ説得力のあるお言葉。皆で楽しく続けていきましょう!

ESUJでは来月にもまた別の講師をお迎えして英語でのスピーチ・ディベートに関するスペシャルワークショップを
開催いたします。
3月10日(土)午後2時~4時
@オリセン(国立オリンピック記念青少年総合センター)
詳細はこちらをご覧ください。

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