Roudoku Club Vol.19

11月10日(木)日本教育大学院大学にて月例プログラム Roudoku Club(第19回)を開催しました。
今月からは3回連続シリーズで太宰治の名作『走れメロス』を英語で朗読します。
日本語の原作は皆さん読まれた方も多いのではないでしょうか。
前半から邪智暴虐の国王とメロスのやりとりなど、ドラマティックな朗読も楽しめます。
早速みんなで挑戦しました。
読書の秋、英語朗読もお勧めです!

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スーザン先生の後ろには小さい秋!

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English Club in November@丸の内

秋も深まってきました。
11月9日(水)English Clubを開催しました。
今回は定例第3火曜日ではなく、少し早まっての開催となりました。
というのも、今回お迎えしたスピーカー ジハーン・ペレーラ氏は現在アジア・リーダーシップ・フェロープログラム(国際文化会館・国際交流基金共同事業)で2ヶ月間滞日されていますが、まもなく帰国されます。せっかくの貴重な機会なので、ご帰国前にお話を伺いました。
ペレーラさんはスリランカにて武力によらない民族対立の解決、平和に向けた市民運動の促進を行うNGOナショナル・ピース・カウンシル常務理事として長年ご活躍されています。
スリランカでは2年前の2009年に、それまで凡そ30年続いた民族対立の終結が宣言されました。ペレーラさんはスリランカの歴史、民族対立の構図、冷戦という世界潮流の影響、そして今回の滞日中に沖縄から東北地方までのフィールドトリップなどを通じて日本から学んだことなどを判りやすくお話くださいました。
Q&Aでは様々な質問やコメントが熱心に寄せられ、それに対してペレーラさんは真摯にお応えくださり、日頃日本ではあまり知りえないスリランカ事情についての理解や認識も深まり充実したセッションとなりました。
今年は日本においても、戦争ではないにしろ甚大なる災害被害を経験してそれまで当たり前に感じていた「安心・安全」は必ずしも恒久的であるわけではないということを痛感しましたが、改めて、平和について考え、世界で現実に起こっている緊張状態を意識した一夜でした。

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昨今のe reading事情–丸の内英語塾

10月18日(火)丸の内英語塾が開催されました。これは丸ノ内カフェが主催し、ESUJが講師紹介でご協力している英語に関するワークショッププログラムです。この度の講師は遠田和子さん。翻訳者、企業研修講師などでご活躍で、インターネットを使った有効な英語勉強法などについての著書おありです。

今回のテーマは“Fun-and-free! e reading”。
Amazon.comが提供するKindleアプリをダウンロードすると、「何十万冊もの電子ブック・サンプルやタダの本が読み放題!」・・・この事実を皆さんご存知でしたか??
キンドル端末はなくても大丈夫なのです。
遠田さんはこのアプリの有効な使い方や付属の機能の活用方法など、実際にネットに接続してアプリを立ち上げながら、まさにFun & Free、お金をかけずに自分が興味の持てる題材をつかった”e リーディング”勉強法、その他にもネットにある「無料」の英語題材の活用法について具体的にご紹介くださいました。
英語学習ツールとしての昨今の進化したネット事情には本当に驚きでした!
遠田さんのおっしゃるとおり‘どこでもドア’ですね。

実質的でユニークな遠田式eリーディングについてお知りになりたい方は、こちらのブログをご覧ください!

著書:eリーディング 英語学習法  
   遠田和子・岩渕デボラ   講談社インターナショナル

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回想:英国チーム2011 各地で活躍

今年も9月29日~10月7日まで英国ESUのスピーチ・ディベートセンター長のJason Vit氏に率いられて英国から優秀な学生ディベーター4名が来日し、各地で活躍しました。毎年ESUJ大学対抗英語ディベート大会に合わせて、英国ESUの協力でチームが編成されますが、このメンバーは大変な競争倍率を勝ち抜いて選ばれるのです。今年のチームはScottish, Irish, Canadian, Australia 在住、そしてEnglish…と国際色豊かでした。皆英国の大学(または大学院)在学中に優秀なディベート成績をおさめた人たちですが、オープンマインドでとても人懐っこく、好奇心旺盛&タフ!!連日のハードスケジュールでしたが、夜な夜なお酒も(もちろん日本酒・焼酎も)楽しみ、和食は大好き、3年越しの夢の実現に意欲を燃やすJasonの熱意に皆も賛同して自分たちだけで早朝の築地見学も果たす(+早朝の場外市場でのお鮨は最高だったそうです)など、各地で多くの人たちとの交流を暖めました。

9月30日には’ESUJ Evening’と称してCambridge Oxford Society Tokyoのメンバーの方など英国に縁のある、また新たな方々にパーラメンタリーディベートや日本でのESUJの活動などをご紹介するプログラムが行われました。
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10月3日、ESUJディベート大会の翌日には縣副会長(国際教養大学客員教授)と英国チーム一行は秋田に飛び、国際教養大学にてディベートセミナーを開催しました。学外を含めて170名を超す皆様が熱心に参加されました。
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10月4日には一行は秋田から一気に大阪まで飛んで、大阪府立大学にてディベートセミナーを開催しました。堺市・大阪府立大学産学官連携人材育成等事業の一環として行われ、学生のみならず社会人の皆様方にもご参加いただきました。
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その翌日には関西の学生さんにアテンドいただき京都観光も楽しみました。
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10月6日、日本教育大学院大学にて教職員向のセミナーを開催。現在教員としてご活躍の方などを中心にワークショップとモデルディベートを合わせたプログラムでしたが、こちらも皆様とてもご熱心でした。
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回想:大学対抗英語ディベート大会

改めて10月1日(土)・2日(日)に開催されました今年のディベート大会の様子をご紹介します。

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大会初日は開会式につづいて28大学32チームが1日かけて予選4ランドをおこないました。
ジャッジは総勢50数名。待ち時間にはJason Vit氏によるミニレクチャーもありジャッジも勉強!
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大会2日目の朝にベスト8進出チームが発表されここからトーナメント方式に。
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英国ゲストチームによるワークショップも開催され盛況でした!大学生向2つ、社会人向、高校生向。
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英国チームによるモデルディベートなども行われ、いよいよ今年の頂点を決める決勝戦。
予選1位通過した東京大学1と2位通過の一橋大学が対決しました!
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たたかいを終えて閉会式。新倉恒和トーナメントディレクターが一橋大学の優勝を発表!
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皆さん、おめでとうございました!
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大会結果はこちらをご覧ください。
多数の皆様にご協力を賜り、また多くの皆様にご来場いただきありがとうございました。

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Roudoku Club Vol.18

10月12日(水)日本教育大学院大学にて月例プログラムのRoudoku Clubを開催しました。
今回は太宰治『桜桃』の後編です。
先月もお話したように、この作品は太宰の死の直前に書かれたもので、太宰自身の心の内が描かれており、かなり奥深い作品です。
前回ご参加の皆様はその後に日本語で作品を読まれたり、このロジャーパルバースさんの英訳について調べてくださったりご熱心に取り組んでくださいました。また当日も皆で読みあったあとに、リーダー役のSusanさんと、この小説でキーワードとなっている”The vale of tears” (「涙の谷」)について、また「子供よりも親が大事」(英訳では’Parents are more precious than children’)について、どう解釈するのか、英語でのニュアンスはどうかなど、とても活発な意見交換がなされました。
英語での朗読のみならず、英語表現についてや文学の味わいを英語で話し会い、充実したセッションとなりました!

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一橋大学が初優勝!ESUJ大学対抗英語ディベート大会2011

10月1日(土)・2日(日)、第14回目となるESUJ大学対抗英語ディベート大会を代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催しました。
お天気にも何とか恵まれて今年も28大学32チームが集結しました。今年初出場となったのは武蔵大学と広島大学です。
1日(土)は予選大会。毎回ディベート直前に様々なジャンルから出題されるMotion(論題)に20分間で集中準備、あとはジャッジの前で臨機応変に対応しながら出たとこ勝負&必死の説得…というのが朝から晩までかかって4回、一斉に16の教室で繰り広げられました。
その結果が翌2日(日)朝に発表され、ベスト8に勝ち残ったチームがトーナメント方式で対戦。
今年の頂上対決は予選1位で通過した東京大学1チーム対一橋大学(予選2位通過)となりました。
決勝戦の論題は「移民に対して言語と歴史の試験を義務化すべきである。」くじの結果、与党側:一橋、野党側:東大となり、与党側が定義した「米国」における政策の可否・是非が議論されました。
そして、決勝のゆくえは・・・
今年も13人のジャッジの投票は7対6と大接戦…僅差で勝利を手にしたのは一橋大学!
見事初優勝を飾りました。おめでとうございます!
そして、出場された全チームの健闘を称えたいと思います。

来日中のUKチームも、ジャッジ、ワークショップ、モデルディベートと大活躍でした。
社会人、高校生を含む多くの皆様にご来場いただきありがとうございました。

とり急ぎのご報告まで。(ESUJサイトでまもなく結果報告もアップ予定です!!)

【ESUJ大学対抗英語ディベート大会2011(第14回)】
優勝: 一橋大学    (富樫直弘・鶴巻 禎)
準優勝:東京大学1   (富永裕貴・福元 真)
3位:  慶應義塾大学1 (竹内智洋・米山健太)
    早稲田大学1  (亀井健宏・曽田直人)

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UKチーム2011 来日!

今年も英国ESUの協力をえて’UK Squad’が来日しました。
皆とてもチャーミングな人たちです!
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ぜひ皆様とお会いできることを楽しみにしています!

10月1日(土)・2日(日)
ESUJ大学対抗英語ディベート大会

ESUJ’s Debate Week

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English Club in September @丸ノ内カフェ

9月20日(火)丸の内カフェにてEnglish Clubを開催しました。
今回のテーマは『グローカルビジネスとサステンブルな生活の質を目指して~大震災からの復興にあたって~』、スピーカーはラーニングコンサルタントとして長年育成的プログラムやベンチャーに携わっておられるマイク加藤氏です。

マイク氏は米国生まれの日系三世ですが人生の半分を日本で過ごされています。二児の父、生涯ボーイスカウト、教員、アスリート、エコロジスト・・・と’multi-activist’な彼が今一番注目しているのは被災地からの復興でどう世界とローカルを上手く繋いで発展に寄与させるかということです。気仙沼などの被災地にも足を運び、徐々に瓦礫などは除去されつつも、ビジネスの発展なくして真の復興はありえないことを痛感しているマイク氏。今や日本人の国際結婚率も高まり、また海外に日系人をはじめ日本との縁がある人も増え ‘multi cultural Japan’になっているのだから、国内目線だけでなくビジネスチャンスを世界に求めるべき、テクノロジーの発展によりそれも可能となる、世界の点と点を結ぶ活動例など、グローバル性とローカル性を身をもって体験してきたマイク氏ならではの視点と行動力あふれるお話をうかがいました。
これから自転車で東北まで目指しながら、ビジネスの種となるような情報を発信していく計画をお持ちのマイクさん、エネルギーあふれるメッセージをどうもありがとうございました!

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読書の秋?Roudoku Club Vol.17

9月14日(水)夏休みを挟んで2ヶ月ぶりにRoudoku Club(ESUJ会員のための月例プログラム)を開催し初参加者を含む16名が出席くださいました。
9月・10月で読むのは太宰治の『桜桃』です。日本文学に造詣の深いRoger Pulversさんの翻訳で勉強します(英題は”Cherries” …まさに桜桃(さくらんぼ)ですね)。ガイド役はもうすっかりお馴染みのSusan Millingtonさん。

「私は山に向かって目を上げる」・・・聖書の詩篇121、神に助けを仰ぐ詩の書き出しから始まり、子どもより親が大事、親も弱いものである・・・という太宰自身のもがきを表したような深い内容の作品です。
因みに太宰治の命日(6月19日)は『桜桃忌』と名づけられていますが(だそうで)、それはこの作品が彼の死後の直前に書かれたということにも由来しているのです。
…と、おかげさまでにわか勉強しました。

Roudoku Clubで取り上げる作品はNHKワールドの英語アナウンサー、青谷優子さんがラジオ番組”Listening Library”(残念ながら既に終了)で取り上げられた作品に基づいていますが、英語のみならず毎回日本文学についての新たな世界が広がるのも、多分参加者の皆さまの楽しみの1つになっているのではないかと思います。

そして、回を重ねるごとにますます皆様の英語朗読が上達されているのは本当に素晴らしいことで、継続は力なりを実感します!ぜひ皆様にもお勧めしたいです。

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